プリウスPHVの純正スピーカーにスーパーデッドニング施工。広島県福山市より
本日は久々のお車。
広島県福山市よりお越し頂いております。
先週も福山市からお越し頂いていましたが全くの偶然です(笑)
PHVですがスピーカーやドア内部構造は30プリウスと同じです。
施行内容はフロントドアのスーパーデッドニング施工です。
大好評中の『スーパーデッドニング・お年玉キャンペーン』でお申し込み頂きました。
純正スピーカーです。
トヨタ車の純正スピーカーはリベットで固定されています。
スピーカーを外すときはこのリベットをドリルで飛ばします。
純正スピーカーを外すとリベットが止まっていた穴が開いています。
最終的には純正スピーカーを元通り取り付けるのですがこの状態では固定できません。
元の穴の大きさではナットリベットが入らないので適正サイズの穴に広げます。
錆防止の塗装を施します。
専用工具を使ってナットリベットを固定します。
これでボルトでスピーカーを固定できるようになり、脱着も容易になり一石二鳥です!!
ドア内部を丁寧に脱脂処理後、アウターパネルの響きを制振材を貼り付けながらベース音の余韻が奏でるように調整していきます。
指先でコンコンと叩きながら制振材を貼り付けるポイントを探ります。
敢えて適当な大きさにカットした制振材の中から適正な大きさの物を選んでポイント部分に貼り付けます。
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貼り付けると次のポイントを探りまた貼り付けます。
ドア内部の奥の方にも貼っています。
小さい制振材は響きを微調整するために小さくカットして貼っています。
スピーカーの背圧があたる面に吸音材を貼り付けて余計な反射音を防ぎます。
貼り付ける面には剥がれ防止のために耐熱ボンドを吹き付けます。
ゴム質の制振材をサービスホールの大きさにカットします。
サービスホールの縁に耐熱ボンドを吹き付けて粘着を強化します。
純正スピーカーをボルトで元通り取り付けるのですが、スピーカーの振動でボルトが緩まないようにネジロックを添付します。
完全に固着しないタイプなので取り外すことも可能です。
安価な純正スピーカー、高価な市販スピーカーに限らず、スピーカーユニットはドアに『確実に固定』されていることが重要です。
音楽を鳴らすとスピーカーの振動がインナーパネルへ伝わっていきます。
スピーカーの振動がインナーパネルに伝わるという事は、インナーパネル自体が共鳴して余計な音を発生するという事です。
実はこの余計な音が本来のスピーカーの音を悪くしている原因なのです。
インナーパネルの余計な音によって埋もれて聞こえなくなっている音や逆に突起して耳障りになっている音が発生し、とくにボリュームを上げていくと聴感上ただただうるさい音に感じてしまうのです。
だからと言って制振材で固めすぎて振動を殺してしまうと、音楽としての心地良く感じる響きまで死んでしまい良い音にはなりません。
スーパーデッドニングはインナーパネルの響きを倍音が乗るようにコントロールする施工法です。
その結果ボリュームを上げていっても音がつぶれることなく、ボーカルや各楽器それぞれの音がハッキリと聞け、いつまでも聴いていたくなる心地よいサウンドになるのです。