30プリウスにスーパーデッドニング・フロント&リア同時施工です。
本日は昨日からお預かりのプリウスです。
ご依頼いただいた施工内容は『スーパーデッドニング・フロント&リア同時施工』です。
まずはドア内部のアウターパネルとインナーパネルの掃除と脱脂処理。
汚れや油分が残っていると制振材の密着が悪く剥がれてしまいます。
そんな事になったら何のために制振材を貼り付けるのか本末転倒。
ただのゴミをドアの中に入れているのと同じです(汗)
何事もこのような地味な下地処理が重要ですね。
下地処理が出来たところでようやくスーパーデッドニング施工の開始です。
と言いますか、下地処理も含めてスーパーデッドニングの施工です(笑)
アウターパネル裏を指先でコンコンと叩きながら制振材を貼り付けるポイントを探ります。
指先に伝わってくるドアの鉄板の振動を感じてポイントを決めています。
この感覚は何百台と施工してきた私自身の感覚なので誰にもわかりません。
でも楽器を演奏する人(特にギター)ならこの感覚は何となく理解できるかもしれません。
ギターの弦を弾くとギターのボディーに響きが伝わり、その響きがネックを握っている手やギター本体が密着している身体に伝わります。
チューニングがバッチリ合った状態でコードを鳴らすと心地良い響きが伝わると思います。
しかしチューニングが狂った状態でコードを鳴らすと不協和音が伝わってきて気持ち悪く感じると思います。
全ての方がそう感じるかどうかはわかりませんが、僕は長年ギターを弾いていてそう感じます。
制振材を貼り付けるポイントを探る時の指先に伝わる響きというのがその感覚が元になっているのです。
良い響き(音)は耳で聞くというより身体で感じるものですね。
ドアの鉄板の響きを心地良く感じる響きにコントロールしていくことにより、スピーカー本来のサウンドが活きてくるのです。
だから純正スピーカーの状態でスピーカー交換しなくても良い音になるのです。
逆に言えばドアの響きを改善しない状態で高価なスピーカーに交換しても「ただ音が変わった」だけになるのです。
せっかくの高価なスピーカーが勿体ないですね。
敢えて適当な大きさにカットしてある制振材の中から最適な大きさの物を選んでポイント部分に貼り付けます。
これを繰り返していきアウターパネルの響きをベース音の余韻が奏でる心地良い響きにコントロールしていきます。
という感じで本日も頑張っていきましょう!!
しかし、今日はめっちゃ暑いです(汗)
の価格は100,000円(税込)です。
施工時間は2日間のお預かりとなります。