HONDA S660 スーパーデッドニング施工。京都より
京都からお越し頂いております。
施行内容はもちろん『スーパーデッドニング』です。
オーディオは純正。
音源はスマホ等をBluetoothで接続して鳴らします。
量販店でスピーカーを交換済みの場合、ほとんどがこのような吸音材をスピーカー周りに貼り付けられています。
貼る事自体は問題ないのですが・・・
スーパーデッドニング施工時にスピーカー交換済みで入庫する車両でこのように吸音材を貼ってある場合のほぼ99%がこの状態です(汗)
『何のためにこの吸音材をここに貼り付けるのか』という意味を理解していればこんな所には絶対に貼り付けないはずですが・・・
「スピーカーを交換した後に吸音材を貼り付ける」という単純な流れ作業的な仕事をしているからこんな事をしていても気にならないのでしょうね。
内張りを外した後はこのビニールを剥がします。
ホンダ車のブチルは非常に柔らかいタイプで、そのまま引っ張るとスライムのように伸びるばかりで後々大変な事になります(汗)
ヘラで少し隙間を作り、そこに特殊な溶剤を垂らします。
しばらくするとブチルがじわじわと剥離してきます。
少し残っているところは溶剤で拭き取ればきれいさっぱりです!!
アウターパネル裏を指先でコンコンと叩きながら制振材を貼り付けるポイントを探っていきます。
鉄板自体のビンビンという余計な響きは消しつつ、音楽を聴くうえで心地よく感じるために重要な『ベース音の余韻』が奏でるようにアウターパネルの響きをコントロールしていきます。
続いてスピーカー裏から出る音があたる面にアクワイエ吸音材を貼り付け余計な反射音を防ぎます。
貼り付ける面には粘着を強化するために耐熱ボンドを吹き付けます。
吸音材を貼り付けることによりスピーカー裏から出る音の反射音が消え、音の打ち消し合いによる音抜けの悪さを解消する事が出来ます。
特にヴォーカルなどの中音域の音がハッキリと聴き取りやすくなります。
次にサービスホールを塞ぐ為のカバーをゴム質の制振材を利用して切り出します。
サービスホールの縁に耐熱ボンドを吹き付けて粘着を強化します。
ヒートガンで温めながら太鼓の革を張る様な感じでしっかりと貼り付けます。
スピーカーを取付てエンジンをかけ音楽を鳴らします。
音楽を鳴らすとスピーカーの響がドアのインナーパネルへ伝わります。
手の裏でインナーパネルに触れて響きを感じ取りながら制振材を貼り付けるポイントを探ります。
適当な制振材を選びポイント部分に貼り付けしっかりと押さえ付けます。
そして次のポイントを探り制振材を貼り付けます。
これを繰り返してドアのインナーパネルの響きを『良い音にが鳴る響き』に調整していきます。
インナーパネルの響きを整えることにより無駄な響きで埋もれていた音が蘇えり、逆に響きすぎて歪んでいた音がまともな音になり、結果音量を上げても音がつぶれることなくボーカルや各楽器それぞれの音が心地良くはっきりと聞けるようになります。
またボワボワと締まりの無い低音域が芯のあるタイトな音になり、ベース音の余韻が心地良く感じられるようになります。
後日オーナー様より施工後のご感想メールを頂きましたのでこちらをご参照ください。
(フロントドア左右)
午前中にお越し頂きますと18時頃のお引き渡しとなります。