トヨタ ノア、スーパーデッドニング施工。
今回は、このノアに「スーパーデッドニング・タイコバージョン」の施工。
ヘッドユニットはケンウッドのCDデッキ。
内張りを外すと・・・
MBクォートのスピーカーに交換済み。
しかも、他店にてデッドニングも施されています。
このような場合、施工済みのデッドニングは全て剥してからスーパーデッドニングの施工を行います(※別途、剥し工賃が必要になります)。
剥すといっても、そう簡単に剥がれません...(汗)
この段階では中がどうなってるか解りませんが、中を見るのが怖いです...
まずスピーカーを外してみました。
エーモン製のインナーバッフルの使用して取り付けているのですが、内径が小さかったのかバッフルを削っています。
そのインナーバッフルを良く見てみると、シミが!
スピーカーを取り付ける為に削るのはOKというか削らないと入らないから仕方ないのですが、削りっぱなしはあかんやろ!
雨水が浸み込んで、インナーバッフルがふやけてしまってます(汗)
一部はパンのようにフニャっとなってます(涙)
この状態ではスピーカーの振動を、きっちりとドアのインナーパネルに伝える事が出来ません。
せっかく良いスピーカーつけてるのに台無しです(汗)
こんな状態でスピーカー変えるくらいなら、純正スピーカーの方がよっぽどましです。
純正スピーカーは物自体は安価な物でも、きっちりと固定されていますからね。
この状態のままスーパーデッドニングを施しても、この部分が原因で音を悪くしてる事自体は改善できず、スーパーデッドニング効果も台無しになってしまいます。
なので・・・
ふやけてる部分と塗装を削り取り、ダイポルギーを塗りこんで修正しました!
インナーパネルの制振材を剥してみると・・・
かなりいろんな物を貼ってありました(汗)
しかも左右バラバラな感じですが、これは何か意図する事があってなのかどうかは不明です...
さぁ、ここからが大変です!
そう簡単に剥がれてくれません(汗)
大格闘の末、何とか綺麗に剥す事が出来ました(滝汗)
この時点でかなりの時間を要しています。
ここからが、スーパーデッドニングの施工です(笑)
アウターパネルのポイント部分に制振材を張り付け、しっかりと押さえ付けます。
タイコバージョンでサービスホールを塞ぎます。
スピーカー裏にはアクワイエ吸音材。
先程修正したインナーバッフルをしっかりと装着し、スピーカーを同じくしっかりとインナーバッフルに固定します。
スーパーデッドニングを施工すればOKではなく、こういったスピーカーがきっちりと固定されているかどうかと言う事も大切で、其々が其々の役目を果たしてこそ最終的に“良い音”を奏でる事ができるのです。
カーオーディオで良い音を奏でる為には、バランスがとれたシステムの構築から、それぞれの物を活かす施工法までのトータルバランスが重要です。
ここから音出しをし、スピーカーからドアのインナーパネルへ伝わってくる振動をコントロールするように制振材を貼り付け、完成です。
◆ スーパーデッドニング・タイコバージョン
施工金額・・・68,000円(税込)
※ フロントドア左右の施工。アクワイエ吸音材 4,725円(税込)含む。
施工時間・・・約6時間
※ 午前中お越しいただくと、18時頃のお引渡しです。