アライブデモカー、マーチにスーパーリアデッドニング施工の続き

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今日は台風の影響で表のシャッターが開けれません(>_<)
開けると雨風が吹き込んで大変なことになってしまいます(汗)

なので閉店ガラガラ状態で昨日のマーチの続きです(笑)

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昨日丁寧に時間をかけて脱脂処理を行ったドア内部(アウターパネル裏)に制振材を貼り付けていきます。

ただし意味もなく闇雲に貼るのではありません。

スーパーデッドニングはドアの響きをコントロールして心地よいサウンドを作り出します。

どんな音楽ジャンルにも『ベース』の存在があります。
ベースは基本的に低音域の音なので目立って聞こえるパート(音)ではないのですが、音楽としてなくてはならない重要な存在です。

ベースがなかったらすっかすかの音になってしまい、とても聞く気にはなりません(汗)

ベースは耳で直接聞き取るというより体で感じる音の帯域で、その感覚がその曲を聴いていて心地良く感じているのです。

スーパーデッドニングではその重要なベース音を心地良く感じられるようなサウンドにするために、ドアのアウターパネルを利用します。
アウターパネルの響きを制振材を使ってコントロールして心地よく感じるベース音の余韻を作り出しているのです。

何の根拠もなく闇雲に制振材をべったり貼りすぎると、ベース音の余韻が消えてすっかすかの何も感じない音になってしまいます(涙)

制振材を貼るポイントは指先でドア内部からアウターパネルをコンコンと叩きます。
叩いたときに指先に感じてくる響きの感覚を頼りにポイントを探っていきます。

この感覚は何百台と試行錯誤しながら施工してきた結果に得た感覚ですので他の誰にもわかりません。

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その感覚を頼りに制振材を貼り付けしっかりと押さえ付けます。

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スピーカーの背圧があたる部分に吸音材を貼り付けます。
反射音が元音の邪魔をしてしまうのでスピーカー裏から出てドアにあたって戻ってくる反射音を防ぎます。

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貼り付ける部分には予めボンドを塗って粘着を強化しておきます。

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サイドバーを避けるように2分割して貼ります。

続いてサービスホールを塞ぐ工程に進みます。

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ゴム質の制振材をサービスホールの穴の大きさに合わせてカットします。

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サービスホールの縁にボンドを塗っておきます。
ボンドは手で触れても引っ付かないくらいに乾燥させます。
乾燥してないときに貼ってしまうと引っ付きません

と、こんな感じで進行中です!!

では後半戦へGo!!!