L'Arc~en~Ciel × SERENA e-Power - スーパーインナーバッフル制作偏 その2

ラルクアンシエル・セレナ連載シリーズ「スーパーインナーバッフル制作偏②」です。

システム内容のご紹介はこちらをご覧ください。

スーパーインナーバッフル制作偏・その1はこちらをご覧ください。

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切り出したスーパーインナーバッフルを純正のスピーカー取付穴を基準にドアに仮固定します。

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同時に内張りを取り付けた時に干渉するかどうかをチェックします。

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スーパーインナーバッフルを固定するための新たな穴位置とスピーカー開口部をケガきます。

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斜線部分はカットします。

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カットする前に室内やドア内部に鉄粉が飛び散らないようにしっかりと養生を行います。

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鉄粉が飛び散らないように霧吹きで水をたっぷりと吹き付けておきます。

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まずはインナーバッフル固定用穴をホールソーで開けます。

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続いてエアーソーでスピーカー開口部の斜線部分をカットします。

さらに・・・

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ベルトサンダーで開口部を削って微調整します。

写真を撮り忘れていますが、最後はペーパーを使ってカット部分を手でなぞっても手が切れないくらいにまで手作業で細かなバリ取りを行います。

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錆防止の塗装を施します。

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追加リングを切り出してスーパーインナーバッフルの角をアール状に加工します。
アール状に加工する事によりスピーカーから伝わる響きが満遍なく伝わり、そのままドアのインナーパネルに伝わっていきます。

スピーカーの響きがスムーズにドアに伝わっていくことにより、スーパーデッドニング施工効果にもより良く影響します。

アライブのスーパーシリーズの各施工法はそれぞれに施工効果の役割があります。

各施工法の効果が全て重なり合う事により、装着されているスピーカーユニット本来のクオリティーを発揮する事が出来るようになります。

一見「インナーバッフルの角をアール状に加工して意味あるの???」と思われるかもしれません。

しかし、一見どうでもいいような各施工法の細かな工程の積み重ねが、出てくる音のリアリティーや空気感などのニュアンスの部分に差が出てくるのです。

高価な楽器の構造と同じです。

それと一つ言えることは・・・

どうでもいいような細かな工程の積み重ねで出るサウンド(ニュアンス)は「調整だけでは絶対に出す事は出来ません」

元々出ていない音のニュアンスはどんな調整機能を使っても出るはずがないのです。

逆に細かな工程の積み重ねをしてこそ、本来の調整機能を活かす事が出来るのです。

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リングを貼り付けて一体化。

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インナーバッフル裏側は角が立ったままです。

ちなみにこのままの状態でスピーカーを取り付けると・・・

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裏側はこんな状態です。
このままだとスピーカー裏から出る音(空気の波)がバッフルの角に当たってスムーズに抜けていきません。

「だからなに?」って思いますね(笑)

ラッパの先ってどうなってます?
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アール状に広がってますね。
ラッパの先も空気がスムーズに流れるようにこの形になっています。
スムーズに流れることによって大きな音(良い音)が鳴るようになっています。

例えついでに空気を吸う役割の換気扇も同じような形状です。

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こちらも空気がスムーズに流れるようにこの形状になっていますね。

どちらもそれぞれの本来の役割を確実に果たすための意味のある形状です。

音は目には見えませんが空気の流れ(波)です。
スピーカーのコーン紙が動く事によって音が出る=空気の流れが発生します。

もちろん裏側にも流れが発生します。

スピーカー裏の背圧の音(空気)がスムーズに流れる構造にする事により、スピーカーのコーン紙が余計な抵抗なく本来の動きが出来るようになります。

本来の動きが出来るようになるという事は、本来のクオリティーの音が出るという事です。

裏を返せば本来の動きが出来ないインナーバッフルの構造(施行)では、本来のクオリティーの音が出せないという事が言えますね。

簡単に言うと「良いスピーカーに交換しても意味のある施工をしなければ宝の持ち腐れになる」という事です。

純正スピーカーより良い音にするために高価なスピーカーに交換するはずなのに、その物を活かす施工が出来ないのなら本末転倒、お金の無駄ですね。

アール状に加工すると・・・

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こんなに違います。

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開放感バリバリですね(笑)

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続いて制振塗料ダイポルギーを塗り込みます。

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バッフル自体の余計な共振を防ぐ効果と防水効果があります。

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ダイポルギーをしっかり乾燥させます。

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続いて鬼目ナットを埋め込みます。

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スピーカー固定用、スーパーインナーバッフル固定用、それぞれ埋め込みます。

これでスーパーインナーバッフル本体の完成です。

今回はここまで。

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