スカイラインクーペに、スーパーデッドニング施工。岡山県より
鮮やかレッドカラーがめちゃくちゃ美しく、程よい車高の低さが渋いです!!
スカイラインクーペのドア形状はサービスホールが開いていないタイプのドアです。
日産車の一部の車種はこの形状になっています。
ガラスを外して白いパネルを外すと巨大な穴が開き、ドア内部が丸見えとなります。
ドア内部を丁寧に脱脂処理します。
こんなに大きな穴だと作業がしやすいですね。
外板パネルの響きをベース音の余韻が奏でるような響きになるように、制振材を利用してコントロールしていきます。
ドア内部から指先で外板パネルを叩いて制振材を貼るポイントを探っていきます。
何百台と施工してきた経験で培った指先に伝わる感覚でポイントを探っていきます。
ですので誰にもこのポイントを探ることは出来ないのです。
たまに『同じ車を施工するときは同じ場所に制振材を貼るのですか?』という質問を頂きますが答えは『ノー』です。
何故ならこの制振材は敢えて適当な大きさにカットしていて、貼る時に丁度いい大きさの物を選んで貼っています。
元の制振材の大きさが適当なので全く同じ車を施工する際には貼るポイントがその都度変わります。
もちろん左右のドアに貼ってある位置も違います。
貼り付ける位置を決めているのではなく施工後に出る音が決まっているのです。
スーパーデッドニングは、アライブサウンドという『何時までも聴いていたくなる心地良いサウンド』になるようにドアの響きをコントロールしていくのです。
ですので制振材を貼るポイントはその都度違っていて当然なのです。
白いパネルとガラスを元に戻しスピーカーを取り付けます。
ここから実際に音楽を鳴らします。
音楽を鳴らすとスピーカーの響きがドアのインナーパネルへ伝わっていきます。
その響きを音楽全体のバランスを整えるように制振材を利用してコントロールしていきます。
ここに貼るポイントはインナーパネルに手の甲を触れて響きを感じ取りながら探っていきます。
この手の甲に伝わる響きの感覚も長年の経験で培った感覚です。
はいっ!!
これでアライブサウンドの完成です(笑)
ありがとうございました。