F56 MINI Cooper S 静音対策 その1
みなさまこんばんは(^.^)
今回ご紹介するお車はこちらです。
こちらのオーナー様は、2017年にMINI専用JBLスピーカーシステムに交換させて頂きました。
ツィーターはピラーに埋込加工を施しました。
その約1か月後・・・
モスコニパワーアンプを追加。
その時に収録した試聴動画です。
このように、怒涛のスピードでシステムアップをされた超リピーター様です。
その他オーディオ以外のドレスアップやチューニングの方にもかなり手が加えられています。
そして今回のご依頼は「静音対策」です。
特に天井の雨音がうるさいとの事でした。
ただ天井の内張りを外す場合、ほとんどの車が下側の内装パネル類を取り外す必要があります。
シートも外す場合も多く、ほぼ内装全バラシ状態となります。
であればフロアー(特に後部座席からラゲッジスペース)のデッドニングもついでに出来てしまいます。
そんなこんなでフルデッドニングのご依頼となりました。
ここでフルデッドニング施工についていくつか注意点を申し上げます。
当店の室内のフルデッドニング施工は音質向上目的(効果)ではありません。
フルデッドニング効果で車室内が静かになる事によって相乗効果的に音質向上もしくは音が変わったと感じられることはありますが、直接根本の音の出方を変える効果はありません。
スピーカーの音を根本から向上させる施工法は「スーパーデッドニング」となります。
ですので音質向上を重視(期待)したフルデッドニングの施工はそもそもの効果を出す部分(目的)が違いますので施工は致しません。
ある一定レベルの高級車への施工はお断りさせて頂きます。
そのようなお車の場合、もともと静粛性が高い対策が施されているため費用対効果が出にくい事と、内装パネル類の脱着で困難な部分や各センサー類も多くなり施工後のトラブルとなるリスクも高くなることが理由です。
当店の作業スペースの問題で大型車への施工が出来ません。
シートや内装パネル類を取り外すとなると相当な部品点数となり、それらを作業終了まで保管するスペースがありません。
軽自動車やMINIクラスのコンパクトカーへの施工がスペース的に限界となります。
施工内容として、要所要所に制振材、遮音材、吸音材の材料を使い分けての施工となりますが必ず重量アップになります。
どのくらいアップになるかは施工工程上計りながらの施工は行えませんので提示は致しません。
施工後は静粛性が高まる事は確かですが、施工前にはノイズの打ち消し合い等で気にならなかった音が聞こえるようになる場合があります。
車は走行してこそ車としての役割を果たす物ですので走行すれば何かしら音が出ます。
特にロードノイズは路面状況や気候、タイヤの種類、摩耗状況によって聞こえ方も大きく変わります。フルデッドニングはそれを軽減する目的ではありますが、全ての音を消す事は不可能です。
以上ご理解いただけると幸いです。
さて本題に戻ります。
と言いたいところですが、長くなりそうなので続きは明日~(笑)