オデッセイの純正スピーカーにスーパーデッドニング施工の続きです。

昨夜からお預りのオデッセイ。

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結局昨晩のうちにある程度のところまでやっちゃいました(笑)

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まずはきれいに脱脂処理をしたアウターパネルの響きをコントロールしていきます。

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アウターパネル裏を指先でコンコンと叩きます。
すると薄い鉄板特有のビンビンという音が鳴ります。
このビンビンがスピーカー(純正も含め)の音を悪くしている最大の要因です。

ボリュームを上げるとペラペラの鉄板のドア自体が響き、ビンビン音を発生しまくります。
このビンビン音が本来のスピーカーから出ている良い音の邪魔をするのです。

解りやすく言うと、素晴らしいプロのヴォーカリストの後ろでとんでもなく音痴なコーラス隊がそれぞれ好き勝手に歌っているような感じです(笑)
メインヴォーカル(スピーカー)の邪魔をしているのです。

このプロのヴォーカリストの心地良い歌声を聞くためには、まずはこのとんでもなく音痴なコーラス隊をメインヴォーカルを引き立てるようなハーモニーを奏でるように調教する必要があります。

例えついでですが、メインヴォーカルがスピーカーに値するのですがスピーカーを交換するという事はメインヴォーカルを代えるという事になりますね。

純正スピーカーが歌の上手い素人さんだとします。
一般的には純正スピーカーは音が悪いと決めつけられているのでスピーカーを交換すると思うのですが、ヴォーカリストに例えると歌の上手い素人さんからプロのヴォーカリストに交代するという事ですね。

そうするとヴォーカリストとしての歌の上手さの素質は雲泥の差になりますが、そのヴォーカルを引き立てるバックコーラス隊がとんでもなく音痴の集団のままだとどうでしょう?

プロのヴォーカリストさんが可愛そうなことになりますね(涙)
せっかくの高価なスピーカーも活かす事が出来ないということです。

歌の上手い素人さんのバックコーラス隊が素晴らしいハーモニーを奏でている歌声と、とんでもなく音痴のバックコーラス隊のプロヴォーカリストの歌声、どちらが心地よく聞けますか?

当然前者ですね。

スーパーデッドニングはとんでもなく音痴のバックコーラス隊を調教しているのです。

ちなみに一般的なデッドニングはバックコーラス隊を調教しているのではなく、ただ交代させている、もしくは排除してしまっているだけです。
しかもメインヴォーカル(スピーカー)も一緒に交代させるので良くなったか悪くなったかの判断が付かず、結果的にとにかく音が変わったのでOKってな感じですね。

話を施行に戻しまして・・・(笑)

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指先に伝わる響きの感覚を頼りに制振材を貼るポイントを探り貼り付けていきます。

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ヘラでしっかりと押さえ付けていきます。

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これで調教の基礎が出来上がりです。

厳密に言うとアウターパネルの響きでベース音の心地良い余韻を作り出しています。

どんなジャンルでもベースラインがありますし楽曲としては重要なポストです。
そのベース音の余韻が響いているから音楽を聞いていて心地良く感じるのです。
ベース音が感じれないと薄っぺらい芯の無い音で何とも感じませんよね。

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スピーカー裏の背圧があたる部分に吸音材を貼り付け反射音を防ぎます。

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粘着強化のために耐熱ボンドを吹き付けておきます。

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ゴム質の制振材をサービスホールの穴の大きさにカットします。

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サービスホールの縁にも耐熱ボンドを吹き付けて粘着を強化します。

てな感じで続き行ってまいります!!

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