新型オデッセイハイブリッド(RC4)の純正スピーカーにスーパーデッドニング施工。後日施工後のご感想メールを頂きました(別記事でご紹介)。岡山県より

先週ですが、オデッセイハイブリッドにスーパーデッドニングの施工をさせて頂きました。

施工後オーナー様より施工後のご感想メールを頂いたのですが、超長文の素晴らしい内容で、ここに載せるとめちゃめちゃ長くなるので別記事でご紹介いたします(笑)

取り敢えず施工内容の詳細をサラッとご紹介。

岡山県よりお越し頂きました。

オーディオは純正です。

フロントドアのスーパーデッドニング施工です。
新型オデッセイのリアドアはスライドドアですので、スライドドア自体の構造上の問題でスーパーリアデッドニングの施工適応外となります。

スピーカーも純正です。

国産車のほとんどすべてのドアには防水のためのビニールが貼ってあります。
スーパーデッドニング施工にあたってこのビニールは邪魔になるので取ってしまうのですが、ビニールを固定しているブチルゴムが結構厄介者です(汗)

まず配線が邪魔なので作業がしやすい状況になるように外します。
引っ付いているブチル部分を残してビニールをカットします。

車メーカーによってビニールを固定しているブチルゴムの種類が違います。

ホンダ車は柔らかくて温度差にほぼ関係なくやたらと伸びるタイプです。

ビニールを引っ張るとブチルがビロ～ンと伸びるだけでドア側にはべっとりと残ってしまいます。
また糸を引いて関係のないところにまで引っ付きまくり後々それをきれいに取るのに時間がかかります(汗)

ホンダ車の場合は特殊な溶剤を使って外します。

まずブチルとドアの境目にヘラで隙間を作ります。
そこに特殊な溶剤を数滴垂らします。

あせらずゆっくりとビニールを引っ張るとブチルがドアから剥離されます。
徐々に溶剤を垂らしながらゆっくりとブチルをドアから剥離していきます。

このように綺麗に剥がれました。
少し残っているブチルはドアの脱脂処理時に一緒に拭き取ります。

ドア内部も丁寧に脱脂処理後、アウターパネルの響きをベース音の余韻が奏でるように制振材を貼り付けながらコントロールしていきます。

ドア内部から指先でアウターパネルをコンコンと叩きながら制振材を貼り付けるポイントを探ります。
貼った後はヘラでしっかりと押さえ付けていきます。

続いてスピーカーの背圧があたる部分に、オーディオテクニカのアクワイエ吸音材を貼り付けます。

貼り付ける部分には粘着を強化するためにボンドを塗っておきます。

ボンドを塗るついでにサービスホールの縁にも塗ります。
後でサービスホールを塞ぐ制振材を貼り付けるためです。

アクワイエ吸音材を貼り付けました。

これがサービスホールを塞ぐための制振材です。
ゴム質の制振材をサービスホールの穴の形状に合わせてカットしています。

ヒートガンで温めながら太鼓の皮をピンッと張る様な感じで貼り付けていきます。
この時に外していた配線を元通りに通すのですが、よく考えて通さないと元通りになりません(汗)。

純正スピーカーも取り付けます。

ここから実際に音楽をかけます。
音楽をかけるとスピーカーの振動がドアのインナーパネル全体に伝わっていきます。
そのインナーパネルに伝わる響きを音楽全体のバランスを整えるような感じで制振材を利用してコントロールしていきます。

手の甲でドアのインナーパネルに触れて響きを感じ取り、制振材を貼るポイントを探っていきます。
あえて適当にカットした制振材を入れてあるケースの中から適当な大きさの物を選びます。

探ったポイント部分に貼り付け、ヘラで制振材を叩き潰すような感じでしっかりと押さえ付けていきます。

さらに次のポイントを探り、貼り付け、押さえ付け、を繰り返していきます。

これで完成です。

最後にどこに座っても心地よいサウンドで聴けるように前後バランスを調整して終了です。

オーナー様からの施工後のご感想メールは別記事でご紹介いたします。

ご感想メールの記事はこちらをご覧ください。