アトレーワゴン、パワーウィンドウレギュレーター交換&サウンドセッティング終了。

DSC07499DSC07500
先週よりお預かりしていたアトレーワゴン。

DSC07614
パワーウィンドウレギュレーターがようやく入荷したので早速取付。
と言ってもこれを外すとき、窓ガラスやレール、そのレールに付いているゴム等々細かいパーツを外してようやく外れたので、取り付ける時はその逆の工程で組み付けるのでそこそこ時間かかりました(汗)

DSC07615DSC07616
サービスホールを塞いであった黒い制振材も全て外す必要があったのですが、一度外すと再利用出来ないのでここは新たに新品の制振材で塞ぎ直します。

DSC07618DSC07619
そして内張りを取付けます。
通常のレギュレーター交換ならこれで終わりなのですがここからがまた大変(汗)

DSC07620DSC07621
この巨大なスペシャルアウターバッフルを固定しなければいけません。
ドアの鉄板に10本のボルトでしっかりと固定します。

スピーカー穴から手を入れてドア内部からボルトを通して固定するのですが、ドア内部が狭いため差し込んだボルトを指先で回すのが非常にやりにくく指がつりそうになります(汗)
指の関節がもっと欲しくなります(笑)

DSC07623DSC07622
DSC07624DSC07625
最後は工具を使ってボルトをしっかりと閉め込み、スピーカーを取り付けてようやく完成です。

これで音出しが出来るようになったので先日取り付けしたナビでサウンド調整です。

DSC07627DSC07628
このドアの構造やスペシャルアウターバッフル効果で予想以上に低音域が出ていたので、ナビのクロスオーバー機能とイコライザーでこのスピーカーとシステムに最適なサウンドセッティングを行いました。

アライブの音創りでは基本的にイコライザーは使用せずに、スーパーデッドニングを基礎とした施工法でドアの響きをコントロールをして音創りをします。

本来イコライザー等のサウンド調整機能は、ドアの響きをコントロールして根本的なスピーカーの音を出しきってからドアのチューニングではまかなえない部分を補正するために使います。
根本的なスピーカーの音を出しきる前にイコライザー等のサウンド調整機能に頼りきって音を作ってしまうと、味気の無いわざとらしい音になってしまいます。
また、調整した音源から違うジャンルの音源に変えた時、そのセッティングが合わずまた調整する必要があり、いつまでたってもまともなサウンドになりません。

このアトレーワゴンは装着しているJBLのスピーカーユニットに応じたスーパーデッドニング、スペシャルアウターバッフル等、ドアチューニングで出来る事は予めしてありますので、本来のイコライザーとしての使い方でセッティングが可能です。

もちろん色々なジャンルの音源を再生してセッティングしていきます。

スピーカー交換をしてある程度のシステムでサウンドを追求していくと、そのシステムをより活かしきるためにこのようなサウンドセッティングは必要ですね。

ただし、セッティングする本人が目的とする『心地よいサウンド』という明確な音を知っている事が大前提です。
明確な音を知らないということは「ゴールがない」ということですので、永遠に音作りが完成しませんね。