たいぞう
昨日の14時30分頃、アライブの番犬「たいぞう」が亡くなりました。
15歳でした。
15年前、僕が独立して一番初めに借りた場所で「たいぞう」と出会いました。
ある朝、近くの小さなパン屋さんにパンを買いに行った時、そのパン屋さんの店先にまだ生まれて間もないようなかわいい子犬がつながれていました。
パン屋のおばちゃんに「あの子犬どうしたん?」って聞くと・・・
「今朝そこらへんうろうろしてて、車にはねられても可哀想やからとりあえずそこへつないでるねん。でもおばちゃんとこ犬がおるから飼われへんし、仕方ないから可哀想やけど保健所へさっき連絡して取りに来てもらうことにしてん」
めっちゃかわいかったので・・・
「おばちゃん、僕が飼うからつれて帰ってもええかぁ?」
「ええよええよ、是非そうしたってぇ」
そんなやり取りでお店で飼う事になったのが「たいぞう」との出逢いです。
前の夜に雨が降っていて、確かまだ寒い季節だったと思います。
その時のたいぞうは、全身びしょ濡れでぶるぶる震えてずっと咳をしていました。
連れて帰って来たもののこのまま死んでしまうんじゃないかという感じだったので、動物病院に電話して状況を説明したところ「とにかく身体を温めてミルクをあげて様子を見てください」との事だったので、早速看病をすることに・・・
二日後には元気すぎるくらい元気になりました。
この写真久しぶりに見たけどめっちゃかわいかったなぁ・・・
思い出します(涙)
それから朝晩の散歩は僕の毎日の日課となり、昼間店にいる時は常に一緒にいました。
今のアライブの場所へ移るまでも何箇所か店を移転してきたわけですが、もちろんたいぞうも一緒でした。
網戸付です(笑)
特大骨っこも一撃で噛み砕きます(笑)
日頃は殆ど吠える事もなく大人しいたいぞうでしたが、骨っこを与えている時だけは猛獣になります(笑)
そんなたいぞうの元気がなくなったのが約2週間くらい前。
餌もあまり食べなくなり、大好きな散歩に行っても走る事もなくなり、日に日に元気がなくなっていきました。
病院へ連れて行くと・・・
「もう長くないです」
と宣告されてしまいました。
年齢も年齢だったので、いつかこんな時が来るんやろうなぁと思っていたけど信じたくなかった。。。
でも、検査結果では明らからしい・・・
また元気な姿で走って散歩に行けることを期待しつつ、でも「もうだめなんかなぁ・・・」という思いと葛藤しながら、出来るだけの事はしてあげようと、いつもの小屋が有るところではなく店の入口の前の常に姿が見えるところへ寝床を作り、毎日点滴をしに病院へ通いました。
亡くなる数日前です。
ちょっと元気になった感じだったんですが、次の日くらいから横になって寝たきり状態になってしまいました。
亡くなる直前、何かを訴えるかのように必死で足をバタバタさせてたのでどうしたのかと顔を近づけると・・・
小さな声で、でも必死で吠えてくれました。
その後ちょっと苦しそうやったけど、静かに息を引き取りました。
この数日間めっちゃしんどかったやろうけど、めっちゃがんばったな。
もっと長生きして欲しかったけど。。。
でもこの2週間ずっとそばにいれてよかったよ。
たいぞう、15年間ありがとう。
たいぞう君、よく頑張ったね^^エライ!!
いい飼い主さんが見つかってよかったね♪
きっとたいぞう君の15年間は充実してたと思います。
ペットとの別れは辛いけど、それが現実。
子供の頃、同様にわんこを飼っていたのですが急に具合が悪くなり、しかも学校から帰るといなくなっていました。
何日も探し続けたけど見つからなかった・・・。
そりゃそうだ。親が保健所に連れて行ったんだから。
兄からその話を高校生くらいになって初めて聞かされました(涙)
何も出来なくてごめんね。
あの時、子供だったから分からなかった。
きっと苦しくて助けて欲しい時に殺されて、私のこと恨んでるかもしれない。
それ以来、ペットは飼えなくなりました↓
最後に覚悟とお別れを伝えられたならそれでいいと思います。
たいぞう君、これからもaliveをヨロシク^^