SUBARU ViViO、オーディオバージョンアップ
スバルViViO、オーディオバージョンアップ。
この車、もともとはドアにスピーカーが無くてダッシュボード上に10センチのスピーカーが付いてるだけでした。
他店でトレードインスピーカーに交換したものの、ダッシュ上でスピーカーが小さいってことで全くもっていい音が出るはずも無く、でも通勤でけっこう長時間車に乗られるらしく、どうしてもこの音の悪さに我慢できず相談に来られました。
この車のように、ドアにスピーカーが無い場合はスーパーデッドニングの出番がありません。
ですので、スーパーデッドニングのメリットである『低予算で感じる音』が出来ません。
まずは、ドアにスピーカーをつけないと話にならないのですが、もともとドアに無い場合いきなりバッフルボードの製作をしないといけません。
ちょっと製作費用はかさんでしまいますが、この場合は仕方ないです(汗)
最初、お客様はちょっと奮発してでも良いスピーカーを付けたかったようなんですが、そうなるとバッフルの費用が出てきません。
感覚的にスピーカーは商品として目に見えて価格もあり物として理解しやすいですが、バッフルは商品ではなく制作費(工賃)です。
スピーカーの音を良くするための重要な物ではありますが、明確な商品として市販されている物ではないので費用対効果やその必要性が理解しにくく、なかなか納得できないようでした(汗)
しかし高価なスピーカーをただ付けるだけだと宝の持ち腐れになってしまうという結果がわかっています。
わかっていながらお客様の間違った認識での要望をそのまま聞く訳にもいきません。
あとで後悔するのはお客様ですし、そんな後悔させるようじゃプロショップとは言えないですね。
また個人的にそうゆうのは許せないので、何が何でも基礎であるバッフルボードとスーパーデッドニングの重要性を根気よくご説明し、半ば強制的に押し付けました(笑)
しかしそこは何とか理解して頂いたのですが、スピーカーを買う予算がでないって事に(汗)
説得した以上こちらとしても後に引けないんで、勢いあまって1万円のコアキシャルのスピーカーをサービスしちゃいました(笑)
後悔されるより、喜んでもらえたらそんなの安いモンです。
半ばしぶしぶ納得して頂き、完成後音を聞いて頂きました。
『なんじゃこりゃぁ~!!!!!!』
と、こんなこと言ってないけど、こんな感じで驚いて大喜びでした!!
この瞬間は何回経験してもあきませんね~、これ無いとやる意味無いですからね。
とここまでが何ヶ月か前の話で、やっぱり人間贅沢ですね~。
『あの~、これはこれで良いんですけど、ちょっと欲が出てきて小さな音量でももっと良い音で聞きたいんですけど・・・』
そう来るとやはり内臓アンプでは役不足。
外部アンプ入れてどうせならそのアンプに見合ったスピーカーに変えましょう。
ドアの基礎は出来てるのでユニット交換と、ドアチューニングでさらに良くなりますよ。
ってことでこのバージョンアップが完成しました。
スピーカーは、HELIX S6。
アンプは、STEG QM45.2X。
このアンプはかなりコンパクトですが、パワフルかつ表現力もあり超お勧めです。
コンパクトで場所もとらないからいいですよ。
スピーカー、アンプのエージングにちょっと時間かかりますが、エージング後が楽しみなサウンドに仕上がりました。
「なんじゃーーこりゃーぁぁぁーー!!!!!!!!」
松田優作風ですかね・・・・?