● 『スーパーデッドニング』って何?
● 普通のデッドニングとどう違うの?
● ほんとに純正スピーカーでも、音が良くなるの?

最近こんな問い合わせが良くあります。
基本的には、デッドニングに変わりありません。

ただ、ちょっと貼り方が違うだけ・・・といっても意味もなく貼り方を変えているのではありません。

一般的なスピーカーは、箱と一体となっています。
しかし、車用スピーカーはドアに設置してあります。
本来ドアは車に乗り降りする為に付いてるもので、「スピーカーの為に」ではないですよね。
しかも窓ガラスもあってその窓ガラスがモーターで上がり下がりするので、その為のモーターやレールやロックなどなど、いろんな部品が装着されています。

でもこれらは車として考えれば必ず必要なもので、それらを取り付ける為の、またはメンテナンスする為の「サービスホール」という大穴が開いています。

しかし、この「サービスホール」がスピーカーにとっては迷惑な存在なんです!!

でもサービスホールは必要なもの、ここはポジティブに考えてドアに協力してもらいましょう(笑)

で、何を協力してもらうかってゆうと・・・

そう、"箱"になってもらうんです。
その箱になってもらう施工法が。。。

通称「デッドニング」です。

で、デッドニングという施工法でどうやって箱にするかと言うと。。。

ドアの外側のパネルの内側に制振材を貼って、振動を抑えて「サービスホール」を塞いじゃいます。
これで一応"箱"の完成です。

「じゃぁ、『スーパーデッドニング』は???」

基本的にはいっしょ。

何が違うかという話の前に、"箱"についてもう少し・・・

さっき「スピーカーには"箱"が付いてて"箱"がないと音にならない」ってな話をしましたが、音が出るものでスピーカー以外に楽器がありますよね?

で、その"楽器"にはギター、ピアノ、ドラム、バイオリン、等などいろんな種類がありますが、何かしら"箱"のような物がありませんか?

身近なところでギターを例に取ると、ギターは6本の弦を響かせて(振動させて)音を発生しています。
厳密には空気を振動させているのですが、その空気の振動がギター本体の中に伝わりギター本体の響きとともにそのギターの「音色」として音を作り出しています。

そのギター本体が"箱"になっているのですが、仮に弦だけだと小さな音しか出ません。
特に低音域の音は鳴りません。

このギターをスピーカーに置き換えると・・・

弦=スピーカーユニット
ギターのボディー=スピーカーボックス

ということになりますね。

その事から考えると、家のスピーカーには箱が付いていて完成されたギターと同じということになるので、スピーカーから完成されたギターの音が当たり前のように鳴りますね。
ですが、車のスピーカーの場合はスピーカーユニットのクオリティーを活かすための"箱"に装着されていないため、ギターの音を鳴らしても本来のギターの音色は出るはずがありませんね。
車のスピーカーは『未完成のスピーカー』なのです。

ちなみに『スピーカー』とはエンクロージャー(箱)に装着された状態の物が本来の『スピーカー』と言われるもので、市販されているカーオーディオのスピーカーは『スピーカーユニット』という音を発生するための『部品』です。

Wikipediaより引用いたしますが・・・
スピーカーユニット
スピーカーの音の出る部分をスピーカーユニット(または単にユニット)と呼ぶ。
これらは単体で使われることは少なく、エンクロージャーに取り付けられたり、テレビや電話などの部品として内蔵されたりする。
エンクロージャー(スピーカーボックス)
エンクロージャーとはスピーカーユニットを取り付ける箱のことである。
音には障害物の向こうに回り込む性質があり、低音になるほど顕著である。

このため、ユニットをむき出しのまま使うと、裏から出た低音が前に回り込んで打ち消しあい、低音が小さくなってしまう。
そこで、ユニットをエンクロージャーに取り付けることで裏から出た音を遮断するのである。

ユニットをエンクロージャーに組み込んだものをスピーカーシステム(または単にスピーカー)と呼ぶ。
ほとんど全てのスピーカーはこの状態で市販されている。

エンクロージャーは、振動板の反作用によって振動する。また、内部で音が反射して定常波が発生する。
これらは音質を悪化させるため、補強材や隔壁で強度を確保し、フェルトなどの吸音材で定常波を吸収する。

このエンクロージャーの設計によってスピーカーシステム全体の音質が決定され、製品の個性となる。

ここに記載されていることからも、『スピーカー』として成り立つには、またはスピーカーユニットのクオリティーを活かすためには、如何に『箱』が重要かということがご理解頂けたでしょうか?

カーオーディオのスピーカーユニットだけを交換(購入)するということは、ギターで例えるとギターの弦を買っているということです。

と言っても購入したスピーカーをドアに装着すれば装着したドアが、中途半端に箱の役割をしているので取り敢えずは音が出ます。

しかし、その取り敢えず出てる音が厄介で・・・

またギターの話に戻りますが、楽器に興味ない人でも一度楽器屋さんに行ってみて下さい。
ギターコーナーに行くと、たくさんギターが並んでいます。
基本的に見た目の形はそう大きく変らないのに、なぜか値段が9,800円の物から100万円位するものまでピンキリです。

何が違うのでしょうか?

安いギターでも高いギターでもギターの音を出すには弦を弾くのですが、装着されている弦はどれもほぼ同じものがついています。
ギターの弦にも色々種類があって弦によって音色、価格の違いはありますが高くても6本で数千円でそんなに価格差はありません。

では何がそんなに価格差をつけてるのかというと、ギター本体の箱が違うのです。
木の材質や、構造が違って価格差があるのです。

材質や構造の違いなんかでそんなに音が違うものなの?

これはギターをやってる人じゃないと解り難いかもしれませんが、実際に弾き比べると音の響きが全く違い、一本一本の弦の粒立ちもまったく違います。
耳に聞こえてくる響きも違いますが、ギター本体から身体に伝わってくる響きが大きく違います。
(特にこの身体に伝わってくる響きの違いは、ギターを弾いている人にしかまず理解できないと思います。)

この事は他の楽器すべてに言える事で・・・

要は『楽器は箱が命』という事です。

で、その楽器で演奏された音楽を再生するスピーカーも、ある意味『楽器』の一種といえますね。
とゆうことは、スピーカーも『箱が命』ですね。

そして車のスピーカーの場合はその『箱』に価するのがドアですね。
そのドアをスピーカーの『箱』として成り立たす施工法が通称『デッドニング』です。

・・・が、ただ闇雲に制振材を貼って穴を塞いで箱のようにすれば良い音が鳴る!
と言うのはいかがなものでしょうか?

『闇雲に、適当に、制振材をただ貼れば必ず良い音になる』

スピーカーがそんな単純な事で簡単に良い音になるのなら、ギターの見た目が同じ形であれだけ価格差があるということの説明がつかないですね。
ホーム用のスピーカーでも、同じ様な大きさ、形状で数千円から数十万円、数百万円という価格帯があることにも説明がつかなくなってしまいます。

ギターでも、ホーム用のスピーカーでも、本来の良い響きを出すためには重要な箱の材質や、構造に違いがあるのです。

だから、ただ闇雲にデッドニングしただけでは装着されているスピーカーユニットを活かすことが出来ず、結果本来の音が出ないのです。

スピーカーは『楽器の音を鳴らす楽器』なので、その鳴ってる楽器の響きや余韻なんかも忠実に再現できないと本来のスピーカーとは言えませんね。

楽器特有の響きや余韻が出るようにドアの鉄板の振動をコントロールしつつ、ドアをスピーカーユニットを活かすための重要な『箱』にする施工法が、

アライブ独自の施工法
『スーパーデッドニング』

です!!

では、何を根拠に『スーパーデッドニング』という施工法を創りだしたかといいますと・・・

今思えば、スーパーデッドニングという施工法をつくり出す前までは『スピーカーを交換すればデッドニングはするものだ』という考え方で、『とにかく制振材を貼りまくりドアの穴を塞ぎまくれば良い音になる』と思い込んでいました。

しかし、あるきっかけからそれは大きな間違いだということに気付いたのです。

そのあるきっかけとは・・・

『スーパーデッドニング誕生秘話』

をご覧ください(笑)

最後に『スーパーデッドニングを施工するとどんな音になるのか?』とよく聞かれます。
車種によって室内の広さなどで臨場感などの違いはありますが、どの車にも共通して言えることが一つあります。

それは・・・

『普通に違和感無く、いつまでも聴いていたくなる心地よいサウンド』

になります。

これがアライブサウンドです。

スーパーデッドニングを施工頂いたお客様より沢山のご感想メールを頂いております。
施工効果のご参考になるかと思いますのでぜひご覧下さい。

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