アバルト124スパイダー、ツィーターAピラー埋込加工
現在お預かり中のアバルト124スパイダー。
ツィーターAピラー埋込加工完成しました。
Aピラーを車両に取り付けて運転席に座り、固定リングを左右それぞれ最適な位置角度に固定します。
1回では成形できませんので、何回か盛っては削りを繰り返しながら成形していきます。
はじめは工具を使って粗削りしていきますが、最終工程では手作業で自然なラインを成形していきます。
成形ができたら制振塗料ダイポルギーを塗り込んでいきます。
乾燥させながら何回かに分けてしっかりと塗り込みます。
これにより車体から伝わるAピラー自体の共振を防ぐことができます。
非常に細かな振動によって音を奏でるツィーターが、共振しまくっているAピラーに装着されていると悪影響を及ぼされることは明確ですね。
車のスピーカーが装着されている環境はスピーカー本来のクオリティーを下げてしまう要素が多々あります。
高価なスピーカーに交換してもそのような悪影響を及ぼす環境の状態のままでは、本来のクオリティーを発揮できないので非常にもったいないですね。
ほんとにそんなことする必要あるの?
って思われるかもしれませんが、このような細かな改善策の積み重ねがサウンドに現れるのです。
特に高価なスピーカーになればなるほど重要ですね。
そのダイポルギーをしっかりと乾燥させると表面が凸凹になります。
この状態でレザー貼りをすると凸凹が目立つのでペーパーで凸凹を削ります。
水分をしっかりと乾燥させます。
そしてAピラー埋込加工工程の中で一番緊張するレザー貼りです。
ヒートガンで温めながらシワにならないように貼り付けていきます。
裏側にはシンサレート吸音材を装着。
これもツィーターに悪影響を及ぼす要素を改善する策です。
次はスーパーインナーバッフルの製作へ突入です!!
ではまた~
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