【お客様の声】ソリオバンディットのオーナー様より、スーパーデッドニング施工後のご感想メールを頂きました。
以前スーパーデッドニングの施行をさせて頂いたソリオバンディットのオーナー様から、施工後のご感想メール頂きましたのでご紹介いたします。
施工内容詳細の前に、まず頂いたご感想メールをご紹介いたします。
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〇〇と申します。
家族にも内緒で音楽を聴かせてみたんですが、『良い音しとるな!!』って父にふいに言われて、『あ!!わかる!!』ってなりなんかとても嬉しかったです。
本当短い間でしたが、ありがとうございます。
その時はまたお世話になると思いますが宜しくお願い致します。
本当にありがとうございました。
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こちらこそありがとうございました。
ドア内部を丁寧に脱脂処理。
アウターパネル裏を指先でコンコンと叩きながら制振材を貼り付けるポイントを探ります。
アウターパネルの響きをベース音の心地良い余韻が奏でるように調整していくのです。
貼り付けた制振材はヘラでしっかりと押さえ付けます。
スピーカー裏の背圧があたる部分にアクワイエ吸音材を貼り付け余計な反射音を消し去ります。
ゴム質の制振材を利用してサービスホールの大きさにカットします。
サービスホールの縁に耐熱ボンドを吹き付けて粘着を強化します。
ヒートガンで温めながら太鼓の革をピンッと張る様な感じでしっかりと貼り付けます。
純正スピーカーを取り付けます。
ここからエンジンをかけて実際に音楽を鳴らします。
音楽を鳴らすとスピーカーの振動がドアのインナーパネルに伝わっていきます。
実はこのインナーパネルに伝わる無造作な響きがスピーカーの音を悪くしている原因なのです。
かと言って一般的なデッドニングのように響きを完全に殺してしまうと、音楽としての心地良い響きまで無くな
ってしまい、ただただ貧弱な音になるだけです。
スーパーデッドニングはドアを楽器のボディーと見立て、心地良い倍音が鳴るようにインナーパネルの響きを制振材を利用して調整していきます。
この工程の施工の様子を動画に撮りましたのでご参照ください。
良い音色を奏でる楽器はその楽器本体の響きで心地良い倍音がハーモニーを奏でているからこそです。
逆に安物の楽器や調整が狂った楽器だと響きが悪く調和の取れた倍音が鳴らないので良い音色が出せません。
解りやすく例えると、カラオケで歌が上手い人が歌ってる時に超音痴な人がかっこつけてハモルとめちゃめちゃ不快ですよね(笑)
逆に歌が上手い人がハモルとうっとりするくらい心地が良いですね。
解りやすいかどうか解りませんが、これが元音(基音)に対して調和の取れた倍音が鳴ってるか鳴っていないかという事です(^-^;
倍音は直接耳で聞こえる音ではなく、心地よく感じるか感じないかという「感じる」音です。
カーオーディオのスピーカーの場合は、スピーカーから出る元音に対してドアのインナーパネルが調和のとれた響きを奏でるかどうかで音の良し悪しが決まります。
闇雲にただ制振材を貼り付けても調和のとれた響きが作り出せるわけがありません。
試しに左右のドアで最終工程の施工前後の比較を撮ってみました。
右ドアが施工後、左ドアが施工前です。
いかがですか?
聴く環境によっては解りにくいかもしれませんが、施工後は倍音が乗ってベース音が心地良く鳴り全体的にまとまったサウンドになっているかと思います。
左の施工前は薄っぺらく雑な音ですね。
カーオーディオのスピーカーの音の良し悪しはスピーカーユニット自体を高価な物に交換する以前に、ドアの鉄板の響かせ方が如何に重要かという事がご理解いただけたでしょうか?
以上ですべて完成です。
(フロントドア左右)
午前中にお越し頂きますと18時頃のお引き渡しとなります。