パサートヴァリアント、アライブスーパー施工でDLSスピーカーを活かす!!の続き

今日も引き続きパサートヴァリアントです。

本日の施工メニューはスーパーデッドニング・フロント&リア同時施工です。

フロントはスーパーインナーバッフルがまだ完成していないので先にリアドアの施工から始めます。

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まずは純正スピーカーを外します。
ゴルフ7と同じで純正スピーカーはリベットで固定されていますので、まずはリベットをドリルで飛ばして外します。

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リアドアのスピーカーは交換しないので再度純正スピーカーを確実に固定できるように細工をします。

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このナットリベットをもともとリベットが留まっていた穴に取り付けます。
これを使うことによって純正スピーカーをボルトでしっかりと固定できるようになりますし、今後の脱着も容易になり一石二鳥です。

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ナットリベットが入る大きさに穴を広げて錆止めを塗っておきます。
専用工具で確実に固定します。

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こんな感じでボルトが使えるようになります。

続いてドア内部を丁寧に脱し処理をした後、外板パネルの響きをベース音の余韻が奏でるように制振材を使ってコントロールします。

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指先でドア内部から外板パネルをコンコンと叩き制振材を貼り付けるポイントを探ります。
貼り付けた後はヘラでしっかりと押さえつけていきます。

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お次はスピーカーの背圧が当たる部分にオーディオテクニカ製、アクワイエ吸音材を貼り付けます。

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貼り付ける部分に予めボンドを塗って粘着を強化し、後々剥がれないように対処しておきます。

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こんな感じで貼り付けます。

音は空気の波です。
スピーカー裏から出た音の波と反射して戻ってきた音の波がぶつかり合って本来出るべき音に悪影響を及ぼしてしまいます。

吸音材はその邪魔者を消し去るための役割をする重要なパーツです。

続いて純正スピーカーを取り付けます。

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スピーカーの振動でボルトがかってに緩まないようにネジロックを塗っておきます。

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ボルトで確実に固定します。
スピーカーの固定が甘いとコーン紙の動きが半減してしまい、本来持っているスピーカーユニットのクオリティーも半減してしまいます。

純正スピーカーであっても高価な市販のスピーカーであっても、『スピーカーユニットを活かす!!』ためには怠ってはいけない重要ポイントの一つです。

カーオーディオの場合、『高価なスピーカーに交換すれば良い音になるのだ!!』と物に執着しすぎて一番大事なことに気付かないって事が多々ありますのでご注意ください。

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ここから実際に音楽をかけて音を出します。

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音が出るとスピーカーの振動がドアのインナーパネルに伝わってきます。
手で触れてその響きを感じ取り制振材を貼るポイントを探ります。

スピーカーの周りが響きが強いのでまずはそこにポイントを当てます。

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あえて適当な大きさにカットした制振材を入れたケースの中から、そのポイントに見合った大きさの制振材を選び貼り付けます。

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ヘラで叩き潰すような感じで押さえ付けていきます。

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次のポイントを探ります。
そして制振材を貼り、押さえます。

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そして次のポイントを探ります。
制振材を貼り、押さえます。

これを繰り返していきます。

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これで完成です。
小さな制振材はさらにカットしてピンポイントで微調整しています。

完成直後の動画を少しだけ撮ってみましたのでご参考までにどうぞ。

本日はここまで

ではでは~