GOLF7にモスコニアンプ『ONE 60.4』取付。和歌山県より
こちらのオーナー様は、今年の7月にゴルフ7定番メニューの『GLADENスピーカー&スーパーデッドニング・フロント&リア同時施工』をさせて頂いたばかりなのですが、今回早くも次のステップアップのお申込みを頂きました。
アライブの定番パワーアンプ『モスコニ』の取付けです。
MADE IN ITALYです!!
モスコニアンプのラインナップの中で一番リーズナブルな『ONE 60.4』をチョイス。
助手席下へ設置するのでサイズに制限があるのですが、予想以上にジャストサイズでした!!
オーディオ本体は純正のままなので外部アンプ出力端子がありません。
しかし最近のパワーアンプは純正デッキとの接続を前提として設計されています。
もちろんこの『ONE 60.4』も純正デッキ対応となっています。
接続方法は純正内蔵アンプのスピーカー出力からモスコニアンプへ接続します。
ゴルフ7の内蔵アンプはグローブBOX内のCDデッキに内蔵されていますのでCDデッキを外します。
パワーアンプを設置するためには電源ケーブル、スピーカーケーブル等の各ケーブル類を引き廻す必要があります。
その作業をするためにまずは助手席や内装パネル類を外します。
パワーアンプは大きな電源が必要ですので必ずバッテリーから直接電源を入力します。
またアースもバッテリーまで戻します。
バッテリーを外すとその奥にエンジンルームから室内へと通じるゴムパッキンがあります。
そこに穴を開けて電源ケーブルを通します。
バッテリーのプラス端子直後にヒューズホルダーを取付けます。
ヒューズホルダーを固定するための土台をステーで作ります。
エンジンルーム内のバッテリー交換等のメンテナンス時に支障が出ない場所に確実に固定します。
車の振動で外れたりすると重大事故や車両火災につながるので、設置場所と固定方法は要注意です。
続いて内蔵アンプのスピーカー出力とモスコニアンプを接続するためのスピーカーケーブルの加工です。
CDデッキから出ているフロント左右、リア左右の4組のスピーカーケーブルをそれぞれ途中でカットします。
CDデッキからモスコニアンプへのスピーカーケーブルと、モスコニアンプからカットした先の純正スピーカーケーブルへのスピーカーケーブルをそれぞれ引き廻します。
カーペット下から通していきます。
CDデッキからモスコニアンプへのスピーカーケーブルを半田付けで確実に接続します。
モスコニアンプから純正スピーカーケーブルへも同様に接続しテーピングして束ねます。
CDデッキからモスコニアンプへの接続はRCA端子なので、スピーカーケーブルの先端にRCAプラグを取付けます。
RCAプラグのプラスとマイナスの端子それぞれにスピーカーケーブルを半田付けで取り付けるのですが、プラスとマイナスの端子間のクリアランスが狭いので非常にやりにくいです(汗)
特に最近は目が見えにくくなってきたのでこんな細かい作業は辛いです(汗)
続いてアンプ設置のためのボードを製作。
アンプボードには鬼目ナットを埋め込んであるのでボルトで確実に固定します。
アンプに各ケーブルを繋げば取り敢えず音は出ますが、この様な固定方法次第でこのアンプのクオリティーを発揮できるかどうかに関わってきます。
この様な細かな施工方法一つ一つの積み重ねが最終的な音色の良し悪しに影響してくるのです。
音出しチェックをして問題なければ最終段階の『ゲイン調整』を行います。
デッキのフェダーはセンター位置にします。
パワーアンプのフロント、リアそれぞれのゲイン調整で前後バランスのセッティングを行います。
純正デッキのボリュームとパワーアンプのゲインをそれぞれのバランスの良いところに合わしていくのですが、このセッティングが非常に奥が深いのです。
言葉では表現しにくいのですが、色々なジャンルの音源を再生しながら心地よく感じるポイントにセッティングしていきます。
セッティングしていくうちに心地よすぎて眠たくなる瞬間があります。
正しくその瞬間がそのポイントでアライブサウンドなのです。
パワーアンプは大きい音を出すための物ではありません。
スピーカーユニットを音楽信号通りに制御して音の立体感や音楽の表現力を再現する事が本来の役割です。
内蔵アンプでは再現できないサウンドを体感できます。
ただし、確実な取付けと本物のゲイン調整が出来てこその話ですけどね。
ゴルフ7のGLADENスピーカーをモスコニアンプで鳴らすのはお初でしたが、やはりいいもんですねぇ~
GLADENスピーカーが更に熟成された感じですね。
ゴルフ7の新たな定番メニューとなりそうです(笑)