PEUGEOT RCZに、スーパーデッドニング施工。大阪府より
本日はお初のお車でした。
白いカバーとスピーカーを外し、ドア内部を丁寧に脱脂処理します。
白いカバーを止めてるボンドのような物体がなかなか取れず、結構時間かかりました(汗)
スーパーデッドニングは、ドアのアウターパネルの響きをコントロールしてベース音の余韻を作り出します。
そのポイント部分に制振材を貼付け、しっかりと押さえ付けていきます。
手が入りにくい下の方に貼った制振材を押さえつけるのがかなり大変で、いろんな体勢になって手探りで押さえ付けていきます。
手を抜くと腕が傷まみれになっていることもしばしば(笑)
スピーカー裏の背圧があたる部分にアクワイエ吸音材を貼り、反射音を防ぎます。
貼り付ける部分にはボンドを塗って粘着を強化しておきます。
サービスホールを塞ぐためのカバーを、ゴム素材の制振材を使用し切り出します。
貼り付ける部分にボンドを塗っておきます。
サービスホールを塞いだらスピーカーを取り付け実際に音楽を鳴らします。
音楽を鳴らすとドアのインナーパネルの鉄板部分にスピーカーからの振動が伝わってきます。
その振動(響き)を手で触れながら感じ取り、音楽全体のバランスを整えるように制振材を貼りしっかりと押さえ付けていきます。
この工程により、ヴォーカルや各楽器それぞれの音が埋もれることなくしっかりと聴き取れるようになります。
以上で完成です。
スーパーデッドニングは、ドアのアウターパネルの響きをコントロールすることにより、音楽(楽曲)の基盤であり、また人間が聴いていて心地よく感じるための重要な『ベース音の余韻』を作り出します。
そしてインナーパネルの響きをコントロールして『音楽全体(ヴォーカルなどの各パート)のバランス』を整えます。
その両方の響きが重なり合い、『いつまでも聴いていたくなる心地よいサウンド=アライブサウンド』が完成します。
ただ単に意味もなく制振材を貼り付けるだけのデッドニングではなく、アライブサウンドが奏でるようにドアの響きをコントロールするデッドニングです。
ですので、車輌やシステムが変わっても根本の本質の音は全て同じアライブサウンドになるのです。