HONDA CIVIC(FL4) スーパーデッドニング・フロント&リア同時施工
本日はこちらのお車のご紹介。

CIVIC (FL4)
ご依頼いただいた施工内容は、アライブ大人気メニューの「スーパーデッドニング・フロント&リア同時施工」です。




オーディオは純正BOSEシステムです。




内張り外します。




サービスホールを塞いでるビニールを取ります。
ホンダ車はこの黒いブチルが曲者で、そのまま引っ張るとビロ~ンと伸びるばかりで剥がれません(汗)
除去用の溶剤をブチルとドアの間に少しずつ垂らしながら徐々に剥離していきます。
残ったブチルを取り除きようやく綺麗になりました。
この工程だけでも結構な時間がかかります。




ドア4枚すべて綺麗に除去できました。
もちろんドア内部も丁寧に脱脂処理をしています。





つづいて、アウターパネル裏を指先でコンコンと叩きながら制振材を貼るポイントを探っていきます。
敢えて適当にカットしてある制振材の中から、最適な大きさの物を選んでポイント部分に貼り付けます。
全て貼り終えたらヘラで一枚一枚しっかりと押さえ付けていきます。




全て押さえました。
この工程が結構時間かかりますし、ドア下などの狭い所はかなり押さえにくく指がつりそうになります(汗)




お次はスピーカー裏の背圧があたる面にオーディオテクニカのアクワイエ吸音材を貼り付けます。
貼り付ける面にあらかじめ耐熱ボンドを吹き付けて粘着を強化し、剥がれにくくする対策を施します。
スピーカー裏から出る音が背面の鉄板にあたって跳ね返るのを防ぎます。
ぼやけた音がすっきりとして特にボーカル域が明瞭に再生されるようになります。




つづいてサービスホールを塞ぐ工程です。
サービスホールの縁に耐熱ボンドを吹き付けて粘着を強化しておきます。
ゴム質の制振材をサービスホールの大きさにカットしてヒートガンで温めながら貼り付けてサービスホールを塞ぎます。
スピーカーを取り付けていよいよ最終工程に突入です!!





ここから実際に音楽を鳴らします。
音楽を鳴らすとスピーカーの振動がドアのインナーパネルに伝わります。
インナーパネルに手を触れて響きを感じ取りながら制振材を貼り付けるポイントを探ります。
最適な大きさの制振材を選んでポイント部分に貼り付けます。
ヘラでしっかりと押さえ付けていきます。
そして次のポイントを探ります。
この作業を繰り返していき・・・




完成です!!
最後にサウンドセッティング、ですが・・・



全てフラット無調整!!
スーパ―デッドニング効果で余計な調整機能は必要ありません。
スーパ―デッドニングと言う施工法は、ドアの響きを良い響きに改善してスピーカー本来のサウンドを引き出します。
要はイコライザーなどの調整機能をドアの響でやっているといった感じです。
イコライザーなどの調整機能で作ったサウンドはジャンルが変わるとその設定が合わなかったり、テレビ・ラジオの音では全く聴けなかったりという事がおきますが、スーパーデッドニングは根本的なドアの響きを改善してスピーカー本来のサウンドを引き出していますので、音楽ジャンルが変わっても対応できますし、テレビ・ラジオなどの再生ソースが変わってもスーパーデッドニング効果を体感できます。
これがアライブの音創りの拘りです。